シャカサバ!~社会科苦手を克服したい人へ~

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社会科「公民」分野の苦手克服!(前編)権力がある者から身を守る…嫌な思いを「しない」ために学ぶ!

こんにちは!

 

このブログでは、

 

「教科の苦手克服のためには、

その教科が役に立つこと魅力があることを実感することが必要だ!」

 

の考えから、

今まで4回にわたって「社会科」の魅力と、

「こんなことに役に立つ!」ことについて書いてきました!

 

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今回は「公民」の役に立つことについて、

話していこうと思います!

 

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(1)公民を習う理由…「嫌な思いをしないため」!

 

さて、「社会科」の中で、

公民」は3年生になって初めて習う科目です。

 

それだけレベルが高い科目です。

では、公民はどのように役に立つのでしょうか?

 

中学校の社会で、公民を義務教育として習わなければならないのは何故?

と聞かれた時に、

どのような答えが返ってくるかは、答える人によりそれぞれでしょう。

答える人の数だけ、正解があるように思います。

 

ちなみに、当サイト「シャカサバ!」としては、

もしこのような質問をされた場合、こう答えます。

 

それは、

 

「自分が嫌な思いをしないため」

 

に公民を習うんだ!

 

というふうに答えると思います。

 

(2)公民を学べば、嫌な思いをすることが少なくなる

 

人生は長いです。

皆さんはこれから、生きていく中で楽しいこと、嬉しいこと、

色々な体験をすることでしょう。

 

しかし、生きている中で、

「よい」体験しかしない、という人はおそらくいないでしょう。

 

人生には、生きていく中で、

何らかの苦しいこと、悲しいこと、腹が立つこと

そのような「嫌な経験」を(よほどのラッキーな人でない限りは)必ずします。

 

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それは人生を生きていく上では避けることはできないことです。

 

しかし、私たちは、

さまざまなことを「学ぶ」ことで、その「嫌な思い」を受けるのを避けることができる、

もしくは受けてしまっても、軽減することができます。

 

 

それでは、具体的に説明していきます。

 

(3)権力者に嫌なことをされないように…拷問の禁止・黙秘権

 

例えば、「政治」の分野について。

この分野では「国会」「内閣」「裁判所」などのはたらきについて学んでいきます。

 

と同時に、「国会」「内閣」「裁判所」といった、

強いもの(権力があるもの)には、

暴走しないようにさまざまな仕組みが施されてある

ことを学びます。

例えば、「裁判所」で扱う「刑事事件」について。

 

日本の憲法では、暴力をふるうなどの拷問(ごうもん)を行い、

無理やりに自白させることは禁止されています。

 

さらには取り調べを受ける側は、自分にとって不利になることをしゃべらなくてもよいという、

黙秘権(もくひけん)」が定められています。

 

もし、皆さんが無実の罪(冤罪=えんざい)で警察に捕まえられたときに、

拷問を受けて、無理やり「自分がやりました」と言わざるを得なくなった。

 

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もし「拷問の禁止」というルールがあることや、


黙秘権」が保障されていることを知らなければ


これはしかたがないことなのか」と、泣き寝入りしてしまうかもしれません。

 

そんな時、「拷問の禁止」「黙秘権」があることを知っていれば、

その「不当な取り調べを受けた」ことを、

訴えることができるでしょう。

 

(4)消費者として嫌な思いをしないために…製造物責任法(PL法)

 

次に、経済分野の「消費者の保護」について例を挙げます。

 

私たち消費者(買い物をする人)が、製品を作る人や売る人から、

嫌な思いを受けないために、様々な法律が整備されています。

 

その法律の中の一つに、「製造物責任法(PL法)」というものがあります。

 

 

もしも、私たちがある製品を使った際、

ケガをしたり財産を失ってしまった場合は、

仮に製品の生産者(製品を作った人=メーカー)に過失(うっかりミス)がなくとも、欠陥があることが事実ならば、

生産者は被害を受けた人に損害賠償をしなければいけない、という法律です。

 

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ちなみにこの法律ができる前は、もし使用した製品に欠陥があり、被害を受けたとしても、

この製品の、このようなところがおかしかったから欠陥なんだ」ということを、

消費者が自ら証明しないといけませんでした。

 

消費者は、その使用している製品について詳しいわけではありません。

ここが欠陥」なんて証明することなど、至難の業(しなんのわざ)です。

だから、相手から損害賠償を得ることが難しかったのです。

 

でも、「製造物責任法(PL法)」ができたことで、

そのようなことを被害者が立証する必要がなくなり、

被害者が不利な状況はなくなりました。

 

こういった消費者を保護する法律の存在を知らなければ、

私たちはやはり、泣き寝入りしてしまう恐れがあります。

 

そういった「私たちが被害を受けないために、定められている法律やしくみがある

ことを知識として持っているか、いないかでは、

人生で「嫌な思い」を受ける量、数が、

かなり違ってくると思います。

 

権力がある者は知識がない者を狙います。

そのような嫌な思いをしても、やり返さない…

正確に言うなら、やり返すための知識がない人を

主に攻撃します。

 

そのように嫌な思いを受けても、きちんと反撃できるために。

そもそも嫌な思いを最初から受けないために

私たちは社会科「公民」、ひいては「学問」を学ぶのです。

 

(5)まとめ 

 

さて、今回は、社会科「公民」は、

 

「自分が嫌な思いをしないため」

 

に学ぶのが(当ブログ「シャカサバ!」の中の人が思う)一つの答えである、

ということについて話していきました!

 

さて、タイトルを見ても分かるように、「前編」とありますよね。

 

前編」があるということは、「後編」もあります!

 

今回は、

嫌な思い」を「受けないため」に公民は学ぶんだ!と話しましたが、

嫌な思い」というのは「受ける」だけでなく、

私たちが無意識のうちに、

他人に「嫌な思い」を与えてしまう、ということもあります。

 

次回「後編」は、

他の人に「嫌な思い」を与えてしまわないために公民は学ぶ!

ということを話していきます!

 

次回をお楽しみに!

 

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました!