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社会科「公民」分野の苦手克服!(後編)…不必要に人を傷つけないために…嫌な思いを「させない」ために学ぶ!

こんにちは!

 

前回の記事では、社会科「公民」は、

 

(当ブログの考えでは)

 

自分が嫌な思いをしないために学ぶものだ!

 

ということについて話しました。

 

www.shaka-saba.com

今回は(当ブログが思う)

 

社会科を学ぶもう一つの理由…

 

他の人に「嫌な思い」をさせないために学ぶものだ!

 

ということについて話していきたいと思います!

 

 

(1)人は誰もが「加害者」になっている

さて、皆さん。

 

人は生きていると、他人から何かしら「嫌な思いを受けた」という、

被害者になった経験があると思います。

 

「受けたことが一度もない!」という人はまずいないでしょう。

 

では、この逆を考えてみてください。

皆さんは、他人に「嫌な思い」をさせたことはないでしょうか?

 

えっ、自分はないよ!

自分はそんな人を傷つけたりすることはしないよ!

 

という人も、

実は気づかないうちに人を傷つけてしまう

いわば加害者になっているかもしれません。

 

こちらとしては傷つけるつもりはなかったのに、

でも相手は「嫌な思いをした」…ということは、

実はあるかもしれません。

いや、「絶対ある!」と断言してもいいでしょう。

 

おそらく、この世に一人も「今まで他人を傷つける経験を一度もしていない」人というのは、

いない、と思っています。

(2)できれば加害者になりたくない!だから公民を学ぶ!

 

でも、できれば私たちは、他人を傷つけたくないですよね。

 

他人を傷つけるということは、言い返せば自分も復讐され不幸になるかもしれないですし、

誰かを傷つけたことで、関係ない第三者に危害が及んでしまう、ということもあるでしょう。

 

しかし、公民を学べば、

その「他人を傷つけない」ということについて、

知る、そして考えるきっかけになる、と思っています。

 

では、具体的に話していきます。

 

(3)自由の問題…日本国憲法自由権」について

 

まずは、日本国憲法の「人権」分野などで学ぶ、

自由」の問題について。

 

自由」という言葉は、憲法の中でも規定されています。

自由の権利のことを「自由権」といいます。

 

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自由権は大きく3つのカテゴリに分かれていますが、その中に「精神の自由」というものがあります。

 

さらに、その中には、「表現の自由」という小さなカテゴリがあります。

 

それは、「自分の持つ思いや考えは、自由に発表してもよい」というものです。

 

これは一見すれば、素晴らしいものに見えます。

 

しかし、これは

 

どんなにひどいことを言ってもいいんだ!

どんなに過激な表現をしてもいいんだ!

 

というわけではありません。

 

何か表現したこと・言ったことが他人の「権利」を侵害してしまうと、

規制を受けてしまいます。

 

例えば、誰かが、

 

ある人物のことを傷つけるような表現を行ったら。

 

ある集団(民族やマイノリティ(少数者))が嫌がることを言ったら。

 

特定の人に対してでなくても、あまりに乱暴なこと、差別的なことを言ったら。

 

そのようなことを言うとどうなるのでしょうか?

そのような「なんでもあり」を認めることで、

世の中が「幸せになる」のでしょうか?

 

自由」の権利…「自由権」というものは、もともと人々が、

幸せになる」ためにあるべきものです。

 

その「幸せになる」ということを無視した「自由」は、

「自由」なのでしょうか?

 

どのような表現も行って大丈夫!

 

…というものではありません。

 

誰かが傷つくような「自由」は、

憲法で制限されています。

これを「公共の福祉」と言います(また、後々話します)

 

自由」をはき違えて、

好き勝手やってはいけない。

それは単なる教訓でなく、憲法上でも規定されています。

 

ただ、その「公共の福祉」という名目で、

自由を縛る」というのも、それもまた問題で、

世の中の「幸せ」が奪われてしまうかもしれません。

 

ですので、自由というのは難しい問題です。

 

今現在でも、愛知県で開かれている、

「表現の不自由展」が、

物議をかもしていますね…

 

自由」というものに絶対的な答えというものはありません。

ただ、私は「自由」について深く考えていかなければ、

誰かを「不必要に」傷つけてしまうことになるかもしれません。

 

(4)情報化社会…調子に乗ると大変なことに?

 

話は変わりまして。

続いては、「現代の社会」の特徴のところで勉強する、

情報化社会」について。

 

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現代は昔と比べて、インターネットで様々な情報が手に入りやすくなり、便利になりました。

インターネットの技術は急速に進歩しており、

今では簡単に情報発信と受け取りをすることが可能になりました。

 

しかし、便利になった反面、さまざまな問題が噴出しました。

 

例えば、個人情報や何かのデマをインターネット上に書き込んだ場合、

みなさんが思っている以上に、大変なことになります

 

インターネットの情報は、

 

1、一生消えない。

2、拡散されやすい。

3、特定されやすい。

 

という特性があります。

 

それでは、順番に見ていきましょう。

 

1、一生消えない。

インターネットで、何かを書き込んで発信したとしたら。

その時点で、もう消えることはありません

 

え~?書き込んでも削除すればいいじゃん!

と思うかもしれませんが、

 

一度書き込んでも、誰かがスクリーンショット(スクショ)を取っていたら、その記録はずっと残ります。

また、もう削除されて現存しない過去のサイトを見られる「Wayback Machine」という

サイトもあります。

 

一度ネットで何か発信してしまったら、

「やばい!まずいこと書いちゃった!消さなきゃ!」と内容を削除しても、

実際はネット上から消えることはないのです。

 

2、拡散されやすい。

インターネットの情報は、あっという間に世の中に広まります。

ツイッターリツイート機能などが良い例でしょう。

 

夜、調子に乗ってツイッターにまずいことを書いてしまった。

朝起きて消そう!…としたら、もう手遅れ。

自分が発信したまずい情報がたくさんの人に拡散されてしまった

…ということも起こりえます。

 

3、特定されやすい。

インターネットというのは怖いです。

ちょっとした情報からでもいろいろなことが特定できてしまいます。

 

例えば、写真から、住んでいる場所を特定…とかいうことも、

今では簡単にできてしまいます。

 

最近では、ストーカーの男が、

「瞳に写った景色」から、被害女性の住所を特定した…ということも話題になりましたね…

 

そういったように、インターネットというのは、便利な反面、

使い方を誤れば、非常に怖いものなのです。

 

もし、インターネットの怖さを知らず、

デマなどの不適切なことを書いた場合、

それが拡散され、発信された情報から詳しい情報が読み取られて特定され

さらにはそれ一生残ってしまう

 

本人は軽い「悪ふざけ」のつもりでも、

それがネットに書いたら、大変なことになり、他人を著しく傷つけることになるかもしれません。

 

また、他人だけでなく、

自分自身も傷ついてしまうかもしれません。

 

公民で習う「情報化社会」の光と闇は、

加害者にも被害者にもならないように、

ぜひ、しっかりと学んでほしいと思います。

 

(5)まとめ

 

さて、いかがでしたでしょうか?

 

前編、後編と2回にわたって書いてきた、

社会科「公民」魅力、役に立つところについて。

 

当ブログ「シャカサバ!」では、

公民は、

自分が嫌な思いを受けないため

そして

他人に嫌な思いをさせないため

学ぶものである、と書いてきました!

 

もちろん、公民には、

これ以外にも

魅力や役立つところがたくさんあります!

 

それはまた後々当ブログで紹介できたらなと、

思っております!

 

それでは、

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました!