シャカサバ!~社会科苦手を克服したい人へ~

「社会科がつまらない!」「分からない!」そんな方必見!このブログを読めば社会科が好きな教科・得意教科に変わる!

社会科「歴史」分野の苦手克服!(前編)歴史を勉強する意味・理由って?年号丸暗記だけでない!

こんにちは!

 

さて、いきなりですが、

 

「皆さん社会科好きですかー?

 

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「嫌いだー!」

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…なるほど!

このブログは社会科が嫌いな人、苦手な人に向けて作ったサイトです。

社会科嫌いの方は、ぜひこのサイトを読んでくださるとうれしいです!

 

さて、本題です。

前回の記事では、社会科の「地理」分野は、

こんなに役に立つんだよ」ということについて書きました。

 

 

www.shaka-saba.com

 

今回は、社会科の「歴史」の

役に立つところ・魅力」についてお話していきたいと思います。

 

 

(1)歴史は「点」だけではつまらない!

 

さて、「歴史」なんですが。

 

社会科の科目の中でも特に

なんで歴史を勉強するんだろう…

勉強する意味あんの?」っていう実感を持つ生徒が多いと思います。

 

例えば皆さんは、鎌倉時代の内容について習う際、

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 鎌倉幕府1192年に源頼朝によって作られた幕府です。

1192(いいくに)作ろう鎌倉幕府」と覚えましょう。」

 

と習った生徒が多いかと思います。

 

「へぇ~、1192(いいくに)作ろう鎌倉幕府か~、いい覚え方だなぁ~

…で、これを覚えたところでどうなるの?

と、「…で?だから何?」って思う。

 

歴史を習う上で、そう思っている人は多いのではないのでしょうか。

 

その気持ち、痛いほど分かります。

深く歴史の流れを見ずに、ただ「点」だけの知識を生徒に一方的に教えるだけ。

それではつまらないですよね。正直。

 

(2)歴史の魅力とは?

 

さて、では歴史の役に立つところ、魅力は何なのか。

 

歴史というものは、私たちの

 

「論理的に考える力」

 

そして

 

「頑張って行動するぞ!という意欲」

 

を高めてくれる教科なのです。

 

さて、この二つを一つの記事でまとめると長くなりますので、

今回は、前者、歴史は「論理的に考える力」を伸ばしてくれる、

ということに焦点を当てて書いていきたいと思います。

 

(3)歴史は「論理的に考える力」を高めてくれる

 

歴史の「論理的な力」を伸ばしてくれるポイントを、

2つあげるとするならば。

 

1、私たちが今「当たり前」と思っている「ある事柄」が、昔は当たり前」でなかったことを知ることにより、「ある事柄」についての知識・考え方を深めることができる。

 

2、「Aということが原因となり、Bという結果になる」という「因果関係」が分かるようになる。

 

(4)「当たり前」が「当たり前」でなかったことを知れば考える力が深まる。

 

まずは、

1、「私たちが今「当たり前」と思っている「ある事柄」が、昔は当たり前」でなかったことを知ることにより、「ある事柄」についての知識・考え方を深めることができる。」

について。

 

現在、私たちは、

当たり前のように学校で勉強を受けられて、

当たり前のように自分が持っている意見を言えて、

当たり前のように戦争に行かずに済んでいます。

 

もし歴史を勉強しなかったら

これらのことは「本当に当たり前」のことと思い込んでしまうかもしれません。

 

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実際は、昔は、

上で挙げた3つは「当たり前」のことなんかではありませんでした。

 

私たちが今「当たり前」と思っていることは、

昔は「考えられない」ことだったのです。

 

例えば、「自分が持っている意見を言える」、

つまり「言論の自由が保障されている」ことについて。

昔は、自分が思ったこと、考えたことを自由に言うのは難しい状況でした。

 

例えば、もうすでに習った人もいるかと思いますが、

第二次世界大戦が起こる前、

治安維持法」という法律がありました。

 

これは、社会主義天皇制否定の意見を弾圧する法律でした。

のちに自由主義市民運動なども否定する性格を持つようになります。

(言うまでもなく、今はない法律です)

 

このような事実を知れば、

 

言論の自由が保障されているのは歴史的に見て当たり前のことではないんだ

 

と思うことでしょう。

そして、私たちはそのことを幸せに感じると思います。

 

そして、それに加えて。

言論の自由が保障されていないと、歴史的に見てこんな悲しいことが起こってしま

ということも知ることができます。

 

歴史的事実として存在した「言論の自由が保障されていない状況」では、

 

・人権が踏みにじられる

・戦争への道につながっていく

 

…など、人が生きていく上であってはならないことが起こりました。

 

そういう歴史事実を知れば、

言論の自由」について、

深く、なおかつ、

真剣に考えることができるでしょう。

 

言論の自由がある」ことを「当たり前」と思っていては、

そもそも「言論の自由」なんて意識しないでしょう。

歴史的事実があるからこそ、私たちはその「失敗」を、

今後に向けて考えることができるのです。

 

今ある「当たり前」を「当たり前」でなかったと知ることにより、

私たちの考え方は深まっていくのです。

 

続いて、

 

(5)歴史を学べば、「因果関係」が理解できる!

 

2、「Aということが原因となり、Bという結果になる」という「因果関係」が分かるようになる。

 

歴史というのは、「点」ではありません。

 

Aという出来事がもととなり、Bということが起こる」という、

因果関係がたくさん連なって形作られています。

 

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もちろん、過去歴史上起こった出来事と、

全く同じことが再び起こることはまずありません。

 

しかし、まったく同じとは言わなくとも、

 

歴史上の出来事と似た要素を持つ出来事が原因となり、結果として歴史上の出来事と似たようなことになる

 

ということはよくあります。

 

このような「こうなるとこうなる」という、

歴史上の因果関係を知ることは、

私たちが生きる上で心得ておかなければならないことなのです。

 

例えば、江戸時代に行われた松平定信

寛政の改革」。

 

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この改革は、庶民に「質素倹約」を求め、

さらに人々に悪影響を与えるような表現の規制なども行いました。

 

無駄なお金を使わせないようにする。

不適切な表現は禁止する。

 

これはある程度ならば「人々の襟(えり)を正す!」という意味ですよいかもしれませんが、

あまり行き過ぎると、

人々は堅苦しい思いをしてしまいます

 

事実、松平定信は、

それで大変な批判を浴びて

失脚することになってしまいました

 

すなわち、

「厳しすぎる決まりを作ったという原因により、

人々が嫌な思いを持ち、松平定信は失脚するという結果になった」

 

という因果関係が成り立つわけです。

 

これは今でも言えますよね。

 

ある程度、人々をしっかりさせるような決まりを作ることは必要ですが、

それが行き過ぎると人々は嫌な思いをする。

 

これは私たちが、

集団のルール作りをしていく中でも、

考慮しなければならない点です。

 

歴史には、

こういうことを行った原因でこういう結果になった

という今でも私たちが物事を考える際に有効な、

因果関係がたくさん転がっています。

 

それを学習するということは、

今後私たちが直面する様々な問題を解決する上で、

大きな力になることでしょう。

 

(6)まとめ 

 

さて、いかがでしたでしょうか?

今回は、歴史の

 

論理的に考える力を伸ばしてくれる点

 

1、私たちが今「当たり前」と思っている「ある事柄」が、昔は当たり前」でなかったことを知ることにより、「ある事柄」についての知識・考え方を深めることができる。

 

2、「Aということが原因となり、Bという結果になる」という「因果関係」が分かるようになる。

 

ということについて説明しました!

 

次回は、歴史の

「頑張って行動するぞ!という意欲を伸ばしてくれる点」

…について説明していきたいと思います!

 

今回、かなりの長文になりましたが、

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました!